ABOUT
大自然に育まれた豊かな材料を使って、
低速でゆっくり織り上げる旧式のシャトル式力織機。
人と地球に優しく、気にせず洗って天日干しできる布作り。
日々の暮らしの中で、身に纏うモノを、
少しでも自然で、温かみのあるモノに。
大自然の中にいるようなストレスのない、
常にリラックスできるものづくりを目指しています。
ORIGINAL FABRIC
兵庫県西脇市を拠点に、代表兼デザイナーである小泉知士が70年前のヴィンテージのシャトル式力織機を自らの手で動かし、最終の色味、風合いを確認しながらオリジナルの生地を製作しています。製作する生地は、数メーターで色味、織り方、糸の番手等を変更し、一点ものに近い少量生産でのものづくりをしています。また繊維や染料などの原料からこだわり、厳選された天然素材を使用しています。こだわりの詰まった素材を低速でゆっくり織り上げた布は、愛情のこもった温かみを持ち、鮮やかな色味、極上の風合い、肌触りがあります。旧式の織機、自然の素材から生まれるL.E.O.のスカーフやウェアの数々をぜひ是非手にとってみてください。
MINDS
播州織の職人の技術、プライドに魅了され、同じ空間でものづくりがしたいという思いから2013年に西脇へ移住。ものづくりの本質を広く皆さまへお伝えするために『 L.E.O. – モノの根源を引き出し、導く – 』ブランドを設立。設立当初から一緒にものづくりをしていた職人さんの引退を機に、2014年より産地に数台しか残っていないシャトル式力織機を受け継ぎ、自社工房を構え製作を開始。
OUR PRODUCT
自然の素材、自然の色味、自然から生まれるものに価値をつける。旅好きのデザイナーが自然からインスピレーションを受けたデザインを製品に落とし込み、「人や地球に優しいものづくり」を心がけて日々制作をしています。製品はシンプルな中にちょっとしたアイディア、変化を加えたデザインが多く、飽きがこず長く愛用していただけます。弊社は究極の少量生産を目指し、無駄を省いた製品制作に力を入れています。

織機 - シャトル式力織機
製作者の小泉知士が、師匠より受け継いだ旧式の織機。L.E.O.では日本にも数台しかない、およそ70年前から使用していた旧式のシャトル式力織機を使用しております。シャトル織機の持つ独特の柔らかさに加え、糸のテンションを極限まで抑えて低速で織り上げることで生まれる極上の肌触り、風合いを実現しました。身体にやさしく馴染み、長く愛着を注ぐことが出来る、そんなL.E.O.の商品はすべて製作者の小泉知士がこの旧式のシャトル式力織機で生産しております。

素材 - オーガニックコットン
L.E.O.の使用するオーガニックコットンはオーガニック農産物の生産方法に従って3年以上の生産実績を経て、第三者認証機関に認められた農地でつくられたコットンになります。またトレーサビリティが確保されており、生産から流通・保管・販売に至るまでのルートを記録に残し、全ての工程が確認できるようになっています。「いつ、どこで、誰が生産し、どうやって流通したのか」といった情報が明らかになることで、消費者が安心することができ、オーガニックコットンの信頼性を高めることができます。オーガニックコットンで織り上げた生地は風合い、肌触りがすごくよく、使用すればするほどふんわり膨らみ、極上の肌触り風合い楽しめる素材となります。

染め - 天然染料
L.E.O.では、少量ですが天然染料を使用して染め上げた製品を制作しています。その中でもベンガラ染めは土から採取される成分であるベンガラ(酸化鉄)でできる染料で、土に帰る染料と言われています。 紫外線に強いベンガラは日光による退色がなく、繊維を紫外線による劣化・変色から守ってくれる役割もあり、人・環境にとってやさしい染料で、土(鉱物)ならではのやさしく温かみのある色合いが特徴です。L.E.O.では自然の恵みから生まれ、自然に帰る、安全でエコロジーなベンガラ染料を使用して、小泉知士が自ら色の最終確認をしながら手染めで仕上げています。
播州織 BANSHU-ORI
播州織の起源は古く、寛政 4 年(1792 年)に京都・西陣 から織物の技術を導入して始められました。播州織はこの西脇に流れる川の水が糸を染める染色に適していたことにより、いろいろな色に染めあげた糸でチェック柄やストライプなどさまざま柄を織りあげてから、形態安定やしわ加工などの加工がされて完成する”先染め織物”が盛んとなり、先染めの産地として大きく繁栄してきました。全盛期には『ガチャマン』という時代があり、街は工場だらけで、『ガチャ』っと織ると『1万』と言うほどの価値がついたこともあったそうです。そんな職人の街も数年前から工場は減り、現在稼働している工場は少なくなっているのが現状です。私たちはモノづくりができる過程を大事にし、消費者へ伝え、播州織の今後を見つめていきたいと考えています。